もののふチゲん

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地獄絵図

話長くなります。
高校の頃。友達5人(俺含む)とウチで遊ぶ約束をしていた。
3人は後から来ると言うので先に来た友人と遊んでいた。

遅いなぁなんて話していると、友人から電話が。
「悪い、迎えに来て。もう無理」
え?何が無理?
急いでチャリンコに乗り、2人で友人を迎えにいった。





現場のコンビニ前に到着すると、
そこには地獄絵図が広がっていた。


b0140022_18264195.jpg

なんじゃこりゃ。

左の友人S。彼が電話をしてきた。
「よっ!時間あったから3人で飲んでたら飲みすぎたぁ♪」
もの凄くニコニコしている。

右の友人T。彼はわりとクールなのだが道行く人たちに声をかけまくっている。
彼はほっとこう。

前も登場した真ん中の友人R。彼は重症。マーライオンばりの噴水になっている。
まず彼を介抱することに。この状態では連れて帰れないので、
Rの家に電話をしてRのお姉さんに迎えに来てもらうことにした。


そうこうしていると向こうから警官が歩いてきた。
やばい…。
我々は未成年。飲酒は違法。
大学推薦をひかえたこの時期に補導されたら間違いなく推薦はアウチ。

「あーあ。大丈夫?」
やはり声をかけられた。ぐっ…。

「ええ、大丈夫です。すいません。さっさと連れて帰りますから」
早く去ってくれと思いつつ会話をしていた。
「君たち年いくつ?」
やべぇー。これはやばい。話が核心に触れている。
「に、にじゅっさいです…」
「あ、そう。ちゃんと掃除してここのお店の人にお詫びしてから帰るんだよ」
「はい。わかりました」
警官は去っていった。

助かったぁ。慌てて20歳と言ったけど普通なら「ハタチです」って言うよなぁ。
何はともあれ良しとする。


そのうちにRの姉が彼氏を連れ到着。
「何やってんのR!」
姉は呆れ顔。
190の巨体のRをなんとか車に押し込め、Rは帰宅。
残り2人。

そのころ友人Sは、
「時間あったから3人で飲んでたら飲みすぎたぁ♪」
まだ言っている。

友人Tは、具合悪くなってしゃがんでいる。
彼はほっとこう。


その後、目の前のコンビニのご好意で、外の水道をお借りして道路の掃除。
綺麗になったところでコンビニで買い物をし、御礼を言ってタクシーで我が家に帰宅する。


翌日、Rから電話がきた。
「なんか気付いたら自分の部屋にいるんだけど。風呂入って髪洗ったらゲ○くさいし、前歯欠けてるし。はっはっは♪何があったの?」
やはり覚えてないのか。。。

彼の美学。
『酒は潰れるまで飲む!じゃなきゃ楽しくないでしょー!!』
B型のRよ、その陰には介抱して掃除&後片付けをする人がいる事を忘れんでくれよな。


とりあえず、すべてが無事に済んで良かった良かった。
そんなことを思った若き日の俺でした。
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by chigen | 2008-05-24 19:41 | ものづくり

出ちゃうかも

満腹時に見るギャル曽根はつらい。




ギャル曽根ブログ
『ごはんは残さず食べましょう』
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by chigen | 2008-05-02 02:04 | 感想の類

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中学の頃の部活での話。

当時バスケ部に所属していた私。もちろん上下関係は厳しく、先輩は絶対である。
ろくでもない人は虐めまがいの事も平気でするし、それも日常茶飯事であった。
今は時代も変わり、父兄もうるさくなったことで改善されたようだが、
練習中の水分補給は先輩の断りなくはできず、パシリのような扱いも当たり前だった。

後輩になめられまいと年上という権力を振りかざす。
気のやさしいおっとりした先輩は実際に後輩からなめられていた。

そんな中、よく行動を共にしていたK先輩。
この人は非常に小柄で、とても頭の良い人だった。
バスケの技術も高く、レギュラーではなかったが誰からも一目を置かれるような存在だった。

ろくでもない先輩たちも、K先輩に対しては気を遣って接していた。
かといって煙たがられたり、仲間外れというわけではない。
このポジションを確立するのは難しい。
人徳というか賢さというのか。
やはりこのK先輩の人間性だろう。

ある日、K先輩から『買い物に付き合って』と言われ同行した時があった。
カバンが欲しかったらしく色々な店をまわった。
買い物が終わり、先輩はマックに立ち寄った。
そしてポテトをご馳走になった。

この行動。これが当時の私にはアンビリーバブルな事だった。
今も鮮明に覚えている。

当時、小遣いもたいしてもらっていない。100円が大金だった。
10円、20円のお菓子をセコセコと買っていた時代である。
中学生の我々の中に、人におごるという慣習もなかった。
仮にあったとしても、恩着せがましく何時までもその事を言って何かを要求してくる。
例外として、他の部のボンボンの先輩が何百円もするアイスを買って、
一口だけ食べて『いらない。あげる。』といって後輩たちに奪い合いをさせていた事はあった。
こんなのは邪道。外道。
いくら子供とはいえそこまで馬鹿ではない。
ただの「ボンボンで嫌な人」というレッテルを貼られて終わりである。

そんな時代の中、中学2年のこのK先輩の振る舞いは感動を通り越していた。
いささか大袈裟と感じるかもしれないが、それまでたくさんの先輩と行動を共にし培った経験のどこにも当てはまらない斬新な出来事だった。

先輩はマックの袋を私によこし、
『あげる。食べていいよ』と言った。
『いいんですか!?ありがとうございます!』
と私が言うと、先輩は照れくさそうに先に歩きだした。

「買い物に付き合ってくれてありがとう」という気持ちだろう。
とても小柄な先輩だが、あの照れくさそうな後ろ姿がとても大きく感じた。
先輩の買い物に付き合うなんて当然のことである。なんら特別なことではない。
もちろん、その後その事を振りかざしてくるなんて事はしない。

ご両親が立派なのか、いい環境で育ったのか。
とにかく「かっこいい」の一言につきる。

その後、先輩が引退し、私が部活を辞めてからの交流はない。
しかし私の脳裏にはしっかりと焼き付いている。
おそらく人を本気で格好いいと肌で感じた、男に惚れた最初の出来事だったと思う。

『K先輩、お元気ですか?
その節は大変お世話になりました』
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by chigen | 2008-04-21 03:48 | 他我



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