人通りの少ない夜道を歩いていると、いつも思うんです。
前方に女性が歩いていると中々追い抜けません。 あえて適度な距離を保とうとします。 無理に追い抜こうとすると恐がられてしまうし、かといって歩くのが遅い人だとこっちが不自然になってしまう。ここが難しい。 夜道の女の一人歩き。そりゃ恐いのは分かります。 こっちもわりとデカイ図体してますもんで、なおさらでしょう。 ものすごく警戒されてるなぁと感じる事もあります。何度も振り返られたり。 でもね。でも、じゃーどうしたらいいんでしょう。 わからん。 気にしなきゃいいんでしょうか。普通はこんな事気にしないんでしょうか。 以前、追い抜いた時に『キャッ』と軽く悲鳴を上げられました。 そのせいで気になるようになったんだと思います。 その時も別に何もしてないんですよ。 家路に向かって歩いていただけなのに。 それからはこの適度な距離を保つ。 もしくはあえて足音を大きく出す、ようにしています。 俺は小心者だ。 #
by chigen
| 2008-04-18 04:19
| 自我
小学生の頃、コンビニの前で友人とジュースを飲んでいた。
500mlのペットボトルのコーラ。 当時、そのコンビニの横にはイスとテーブルが3セット置いてあり、オープンカフェのようになっていた。といってもそんな洒落た物ではない。その一番手前の席で友人とジュースを飲んでいた。 一番奥の席にはその界隈で有名なホームレスのお婆ちゃんが座っている。 たくさんの荷物を周りに置いて、たくさんのボロ布を身にまとい、何をするわけでもなくただ座っていた。 好奇心旺盛な小学生にそのシチュエーションはたまらないものだった。恐いもの見たさだろうか。何かが起きそうな、何かを起こしたい、そんな感じである。 今思えばなんとも失礼な話である。 膠着状態が続いた後に、ひとつの案を思いつく。 その事を友人に告げ、実行に移した。 私はコーラを1/3程度飲み残し、テーブルの上に置いたままその場を立ち去った。 信号を渡り50メートルほど離れた場所で、私達はコーラの様子をうかがった。 5分たってもまだ変化はない。失敗に終わったか。 そう思った時だった。 さっきまで身動きひとつしなかったホームレスのお婆ちゃんが立ち上がったのだ。 ついにきた。 お婆ちゃんはおもむろにコーラに近づく。 コーラを手にとり、飲んだ。 コーラを飲んだ。 最初は半信半疑だった。まさか現実のものになるなんて。 わずかな感動の後に、恐怖感と罪悪感で寒気がした。 お婆ちゃんと間接キスをした。 私は小心者だ。 自分からやっといてビビるなんて。 この件は記憶力の悪い私の脳裏にしっかりと刻まれる出来事となりました。 今さらながら、ホームレスのお婆ちゃんごめんなさい。 #
by chigen
| 2008-04-17 05:19
| 自我
パチンコ店の換金所。
友人は出されたお金の中のきれいな500円玉に心を奪われた。 『見て見て。今年作られた500円だよ。ラッキー』 そう言って近寄ってきた。 負けた私にとってはどうでもいい事だった。 さあ帰ろうとした時に友人が突然大声をあげた。 『あ!札を取り忘れた!!』 アホだ。 慌てて戻ったが、案の定すでに持ち去られていた。 綺麗な500円玉と引き換えに2~3万円を置き忘れる。 あまりの友人の落ち込みように、かける言葉は見当たらなかった。 #
by chigen
| 2008-04-16 04:35
| 他我
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